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君を孕ませたい
第7章 言えない想い
(・・・・っ)
重なる唇の感触ではっと意識がはっきりとする。
翼さんの薄い唇がほんの数秒私の唇に触れ、私がびくっと体を震わせるとその唇が離れた。
「ごめんなさいっ、うとうとしちゃって・・」
ベッドに横になったままいつの間にか寝てしまっていた事を謝罪する。
「体怠い?朝までずっとしてたもんね」
翼さんの言う通り昨日は一日中ずっと体を重ね合っていて、度重なる絶頂に意識を失うように眠りについたのは朝になってからだった。遠のく意識の中、翼さんが何度も「好きだよ」と言ってくれたのを思い出し照れくさくて目を逸らす。
「実咲、明日から仕事だから今日は早めに夕食を済ませて一緒にお風呂に入ろう?」
火照る顔を隠すように俯く私の手を取り指先にキスをしながらせがむように囁く翼さんの瞳にどきりとする。
「え、はい・・」
戸惑う気持ちを悟られぬようわざと短い返事をした。
そのまま手を引かれ連れて行かれたリビングのソファで太ももに挟まれ後ろから抱きかかえられるように座らされる。
窓から見える赤い夕焼けを見つめながら翼さんがぽつりぽつりと話すのをぼんやりと聞いていると、急にパチンと微かな音と共に胸を締め付けていたブラジャーが緩くなったのを感じた。
「・・っ、もうお風呂入るんですか・・?」
着ているノースリーブのワンピースの裾をたくり上げながら体に手を這わそうとしている翼さんに尋ねる。
重なる唇の感触ではっと意識がはっきりとする。
翼さんの薄い唇がほんの数秒私の唇に触れ、私がびくっと体を震わせるとその唇が離れた。
「ごめんなさいっ、うとうとしちゃって・・」
ベッドに横になったままいつの間にか寝てしまっていた事を謝罪する。
「体怠い?朝までずっとしてたもんね」
翼さんの言う通り昨日は一日中ずっと体を重ね合っていて、度重なる絶頂に意識を失うように眠りについたのは朝になってからだった。遠のく意識の中、翼さんが何度も「好きだよ」と言ってくれたのを思い出し照れくさくて目を逸らす。
「実咲、明日から仕事だから今日は早めに夕食を済ませて一緒にお風呂に入ろう?」
火照る顔を隠すように俯く私の手を取り指先にキスをしながらせがむように囁く翼さんの瞳にどきりとする。
「え、はい・・」
戸惑う気持ちを悟られぬようわざと短い返事をした。
そのまま手を引かれ連れて行かれたリビングのソファで太ももに挟まれ後ろから抱きかかえられるように座らされる。
窓から見える赤い夕焼けを見つめながら翼さんがぽつりぽつりと話すのをぼんやりと聞いていると、急にパチンと微かな音と共に胸を締め付けていたブラジャーが緩くなったのを感じた。
「・・っ、もうお風呂入るんですか・・?」
着ているノースリーブのワンピースの裾をたくり上げながら体に手を這わそうとしている翼さんに尋ねる。