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第7章 言えない想い

「違うよ？」

そう言いながらも太ももにあてていた手が少しずつ上に伸びてきて、捲れたワンピースからは下着が露になりつつある。



「実咲の下着可愛いね。ブラジャーとお揃い？」

私のうなじにふうっと息を吹きかけながら囁かれて、恥ずかしさとくすぐったさでぶるっと小さく身震いをしてしまった。



「やっ、見えちゃうから・・」

既にウエストまでたくし上げられたワンピースを押さえながら翼さんの腕を押さえようとするけれど、不意に耳たぶをかぷっと甘く噛まれてびくっと動きが止まった瞬間に胸の上まで捲られてしまった。



「やっぱりブラジャーとお揃いなんだ。可愛い」

ホックを外されてだらんと垂れているブラジャーと露になった乳房に手を這わしながら耳元で囁かれる。



そのまま両手を上げさせられてワンピースだけを剥ぎ取られ、意味を無くしたブラジャーと下着だけの姿にさせられる。



（裸より恥ずかしいかも・・）



恥ずかしさで俯く私をじっと見つめる視線に気付き余計に体が熱くなる。



後ろからぎゅっと抱きしめられ、体を預けるように翼さんに寄りかかると首筋に痛みを伴うキスをくれた。



「学校が始まったら見える所に痕はつけられないね・・」

ほんの少しの寂しさを感じさせるその声と共に、うなじ、肩、二の腕・・いくつものキスの痕を残す。