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君を孕ませたい
第8章 寂しさの中で思うこと
(明日は何をしたら良いんだろう)

そんな事を思いながら一人寝るのはもう何日目だろう。



大好きだった祖父が亡くなって
慣れない土地に来て
近くに友人もなく
やることもない



一緒に過ごしてくれるはずの翼さんは忙しくてほんの少しの時間顔を合わせるだけ。



私の夏休みももう少しで終わる。
新しい学校への不安や
この先のことを考えると一人眠る夜は不安に飲み込まれそうになる。



(お祖父ちゃんが死んでまだ3ヶ月・・なかなか一人に慣れないなぁ・・)



この3ヶ月の環境の変化は目まぐるしいものだった。
一人になって不安で不安で仕方なかった。



(でも翼さんに惹かれ始めてもう一人にならなくて良いのかなって嬉しかったんだよね・・)



もしかして私は依存する相手を探していただけ?
だから一緒に過ごす時間がなくってこんなにも寂しいのかな。
自分がこんなに依存心が強いだなんて思わなかった。



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