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君を孕ませたい
第9章 確信に変わる想い
「実咲、久しぶりに一緒にお風呂に入ろう」



一緒に夕食の後片付けをしている時にそう言われ、予想はしていたもののドキドキと胸の鼓動が高鳴るばかりだった。



先に浴室へと入っていった翼さんの後に続いて私も部屋着を脱ぎ、見られることを意識して選んだ下着も脱ぎ捨てる。



「あっ・・」

ショーツを下ろした途端、クロッチの部分に鮮血の跡が見えた。



(生理きたんだ・・)

私はなんとも言えない安堵感に包まれるのを感じた。



翼さんの行為を受け入れたとはいえ、中に何度も出されて不安に感じていたのは確かだ。



(良かった・・)

身一つで翼さんの前にいく勇気のない私は、短いタオルで体を隠し、様子を窺うようにそっと中に入る。



浴槽に浸かっていた翼さんは私が浴室に入ると同時に湯船から上がり、私の体をシャワーで流してくれる。



(やっぱり一応言った方が良いよね・・)



私の体を隠しているタオルを取ろうと翼さんの手が伸びていたことも気付かずにいた私に、どうかした?と覗き込むように尋ねられ、はっと意識が戻される。



「あの・・生理がきて・・・」

生理、という単語を言った瞬間、顔がかあっと熱くなる。男性に、・・好きな人にそんなことを告げる自分が途端に恥ずかしい。



翼さんは短く、そっか、と呟いた後、

「生理はきちゃったけどもう実咲は手に入ったからね。でもこれからも俺の熱いの受け止めてくれるんでしょ?」

と悪戯な笑みを浮かべながら私を抱き寄せ柔らかなキスをくれた。



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