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覇王の寵愛~淫らな花嫁教育
第3章 突然の告白
告白されて2日経った。帝とはあの夜から
会っていない。いや、私が断っていた。
あの方と結ばれたい気持ちとやめた方が
いいと思う気持ちが入り交じっている。

少し気晴らしがしたいと近くにある
庭園で夕日を見ていると、声をかけられた。
「そなたは、夕日が好きか」

「前皇帝に拝謁いたします」

「挨拶はよい。私の息子はどうまも
私に似ているらしい。何も前触れもなく
そなたに告白したそうだな」

「は、はい」

顔を赤らめた様子を見ると、明陽は微笑み
ながら語り出した。

「私が皇帝だった頃、好いていた女が
いた。彼女は女官でとても優秀な
人だった。しかし、私が彼女に好意
を持っていると伝えると彼女は何も
言わずに、この宮廷から出ていった」

「それは、鈴玉さんですね」

「そうだ。それから、私は彼女を忘れ
ようと必死だったが結局忘れられなかった。
息子は、私のようになりたくないから
そなたを元の場所に戻したくないとみえる」

自分の部屋に帰った後、帝のいる場所へ
向かった。



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