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幸せになれる恋
第15章 水族館デート

「わかったよ。水族館行きたくなくなった」
「何でですか?
楽しみにしてたのに。」
「家に居て桜と過ごしたい。
明日からまた仕事だから。」
「水族館行くんだから一緒でしょ?」
「そんなに行きたいのか?」
「そうですよ。楽しみで目が覚めたんです。」
「わかったよ。飯作る」
聖はキッチンへ行き、昨日の残りを少し
アレンジして朝食を作り
桜は化粧をしたあと髪をアップにセットした。
朝食を食べて聖も着替えてから
水族館に。
桜のために車で出かけた。
本当なら電車の方が行きやすい。
けど、桜のために車にした。
聖もその方がよかった。
どうであれ桜に触れて居たかったから。
水族館の中の魚で何が好きだとか
今日の夜ご飯の話だとか。
「桜、明日の朝駅まで来れる?」
「い、行けます…。」
「来にくいなら迎えに行く」
「大丈夫。だって駅と逆だし。
それに駅まで行かないと仕事に
行けないですから。」
「そ。なら駅で待ってるから。
いつもの時間に!」
「分かりました!お願いします!」
「あぁ。任せて。」

