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幸せになれる恋
第15章 水族館デート


ゲートを通過したのに
二人は無言だった




桜は聖の言ったことを守らず
心配かけたこと。

聖はこの数日ずっと桜を
泣かせてしまっていること。




ふたりはお互いの事を考えていた時






『あれ?伊東?』

「あっ。浜田か。」

『何してるんだ?』

「見てわかるだろ。
邪魔するなよ…」

『邪魔なんかしないよ。
あれ?彼女!?』

「だったらなんだよ。ほっといてくれ」

『可愛いじゃん!
こんにちは。聖の彼女?』

「は、はい。こんにちは。」

「浜田、頼むからほっといて。
桜行こ。浜田またな?」

『えー。何で?
一緒に回らない?』

「お前バカなの?
俺らはデートなんだよ。
お前となら尚更嫌だ。」

『そんなこと言うなよ。
何かコンパで知り合った数人で来てんだけど
つまらねぇんだ。』

「そんなこと知らねぇよ。
お前は無理。桜と話すな。」

『何それ。余裕ないんだ!?』

「バカかお前。
桜無視していいから。
浜田、マジやめろよ。怖がらせるな。」

『桜ちゃんって言うんだ。
一緒にまわっていい?』

「えっと...それは...」

「浜田。マジでちょっとは考えて。
邪魔するなって。」

『はははっ。冗談!
悪かったよ邪魔して。
桜ちゃんまたね?』

「は、はい。
失礼します。」



浜田は去っていった。


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