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幸せになれる恋
第15章 水族館デート




帰りの車を運転していても
帰ってご飯の準備をしていても
聖の様子がおかしい。

帰りの運転はいつも片手でハンドルを持って
反対の手で手を繋いでいたのに
それもしない。
まっすぐ前だけを見て
両手でハンドルを持って
無言のまま。

ご飯の準備している時に限っては
お皿を落としたり
鍋を沸騰されていて忘れていたのか
空焚きセンサーが反応して
警告音がなっていたりサラダのきゅうりの輪切りが
ずらーっと繋がっていた。



桜は心配だったから
キッチンに行って
後ろから抱きついた。


「さくら、どした?腹減った?
もうちょっと待ってて」

「聖さん。ちょっときてください。」



桜は聖をソファーに連れていった。


聖をソファーに座らせて
聖の膝の上に座り向かい合った。



「どうしたんですか?」

「何が?」

「おかしいから。
帰りの車で手も繋がなかったし
ご飯の準備ではミスばっかり。
きゅうり見ました?
輪切りが繋がってたんです。」

「ちょっと考え事してただけだよ?」

「悩んでるの?仕事のこと?」

「仕事っちゃ仕事だし。
お前のこと考えてた。」

「私?」

「あぁ。そうだよ」

「話してください。
そんな聖さん見てられない。」

「話とかないといけねぇし。
聞いてくれんの?」

「聞きます」

「聞いたらそうしてくれる?
隣に居てくれるか?」

「ちゃんと聞きます。
隣に居ますよ。
私、聖さんの彼女でしょ?」




聖は少し悲しそうな顔をして
話を始めた。


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