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幸せになれる恋
第16章 同棲!?
寝室に移動した途端
桜はベッドに投げられた。
そしてブツブツ文句を言っていると
「うるせぇなブツブツ。何なんだよ。」
「聖さんこそ何なんですか?」
「何の事言ってんのか分からねぇ。」
「優しいかと思えば意地悪だし
甘えてきたかと思えば変なことしていじめる」
「すげぇ楽しいんだよ!
桜の反応面白いから。」
「私で遊ばないでください。」
「毎日一緒に飯食って風呂入ろうな」
「それだけなの?」
「後で毎日電車の通勤デート」
「それだけ??」
「土日は買い物とお出かけだな」
「後は?」
「それ以外はねぇだろ。」
「私は嫌です。それだけなんて。」
「じゃあ、何があんの?教えて?」
「それ以外も居たい…」
「え?どういう意味?ちゃんと言って。」
「だっ、だから毎日一緒に眠って
朝起きて一緒に仕事行って
一緒に帰ってご飯食べてお風呂入って
また夜は一緒に眠りたい。」
「桜、それって...」
「分かってくださいよ。
私も聖さんと一緒に暮らしたい。
それがいつまで続くか分からないけど
そうしてみたい。」
「マジで言ってくれてんの?」
「こんな時に嘘なんてつけない…」
「桜!!!!!!
ホントにいいのか?」
「いきなり大きな声で呼ばないでっ!
心臓に悪いから。それじゃなくても
ドキドキしながら話してるのに。」
「悪い。でも、嬉しくて」
「だから土曜日に荷物持って
プチお引越ししますから
手伝って下さいね。」
「土曜日まで待てないから明日の夜な。」
「土曜日でいいでしょ?
それまでの平日に少し荷物まとめたいから」
「無理。明日する。俺も手伝うから。」
「ダメ。そんな無理しちゃダメ。」
「無理してない」
っていう聖のワガママと強引さに負けた桜