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幸せになれる恋
第19章 お姉ちゃんと聖さん

『桜。何で?もっと私を頼ってよ。
一人が不安ならうちに来ればいいし
通勤だって付き添ったのに。』
「お姉ちゃん。お姉ちゃんはもう一人じゃない。
義兄さんだっているし赤ちゃんもお腹にいるの。
邪魔出来ないから。」
『家族なのに遠慮しないで。
今までしてたあ二人の語り明かしは
もう出来ないじゃん。
寂しいよ...』
「お姉ちゃん。それは今まで通りにしよう。
その事は聖さんが提案してくれたんだけど
ここの方が駅から近いしお姉ちゃんも楽でしょ?
今からもっとお腹大きくなるし
赤ちゃん産まれても大変になるけど
ここだったら何かあればコンシェルジュがいる。
たった二人の家族の時間だから
聖さんはその時は実家に帰るって。
聖さんは私たちの時間を大切にしろって。」
『話したの?』
「うん。聖さんはエスパーなの。
私が考えてる事口に出してないのに
汲み取って救ってくれる。」
『桜は今幸せ?』
「うん。辛いことあったけど今は楽しい!
幸せになるためのこの恋愛大切にしたいの。」
『そっか...』
「お姉ちゃん。聖さんがね、
温かい家庭を作るのが夢だって言ったら
『その夢俺に叶えさせて?』って
言ってくれたの。
本当に嬉しかった。
お姉ちゃんが結婚して
義兄さんと幸せになったように
私もいつかそうなりたいの。」
緑は桜と聖の話を聞いて
反対のの気持ちが大きかった。
妹を辛い思いさせられない。
認めたくなかった。

