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幸せになれる恋
第22章 聖とのこれから
「でも、ルルみたいにでかいのは...」
「えっ...ダメなの?」
「お前まさかルルみたいなでかいやつ
飼おうとしてたのか?」
「...だって…」
「マジか...」
「いいんです…ここにルルちゃんに
会いに来るから。」
「どうやって来るんだ?」
「聖さんの車で!!」
「誰が運転すんの?」
「聖さんです。」
「ですよねー!ちょっと犬の話は保留な!」
そんな会話をしてからも
桜はルルに夢中だった。
モフモフが真っ白で可愛いから
ずっと触っている。
桜はルルちゃんに会えるなら
ここにまた来たいと思い、
楽しみにもなっていた。
*またここに連れてきてもらえたらな*
そう思っている一方聖は
桜がルルでここまで喜ぶとは思わなかった。
だから仕事は実家に帰ってきて
ゲストハウスを家にして
生活しようかと考えていた。
*桜が喜ぶなら実家に帰ってくるか*
『あれ?聖くん来てたの?おかえりなさい』
「義姉さんただいま。」
『彼女?可愛い♡』
「母さんと似たような事言わないでよ」
「相川桜です。よろしくお願いします」
『よろしくねー。伊東早苗です!
息子の誠です!』
聖の甥っ子もキャッキャッと喜んでいた。
子供っていいなー。
癒される!
ルルちゃんにも!
『さくらちゃんお昼から
フラワーアレンジメントの教室に行くの。
暇だったら一緒に行かない?
早苗ちゃんは誠がいるから…』
「母さん桜連れてったら俺はどうなんの?」
『あんたは知らないわよ。
誠と遊ぶかルルと遊んでたら?
もう少ししたら昴戻るわよ。
あんたが帰ってくるって言ったら
昼で帰ってくるって!』