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幸せになれる恋
第22章 聖とのこれから
「聖さん。わんちゃんにやきもちですか?」
「悪かったな。あまりにも桜が
俺を突き放すから寂しくて…」
「聖さん…冷たくしてごめんなさい。
じゃールルちゃん。
ちょっとまっててね。聖さんが拗ねちゃうから
お風呂行ってくるから
出たら一緒にあそぼうねー♡」
桜はルルの頭を撫でた。
「桜こっち。洗ってやる。」
「ありがとうございます!」
「目閉じとけよ。」
「はい。」
二人は洗った後に檜の浴槽に浸かって
少し話をした。
「桜今日ここに来てまた来たいと思ったか?」
「はい。御家族が迷惑じゃなければ
連れてきてください。」
「それはよかった。
じゃぁ、ここに住むか?」
「えっ?」
「ここに居たらルルもいるし
おふくろも早苗ちゃんも誠もいるから
毎日昼間も楽しいだろ。
俺もこっちに住んで自分で事務所
しようかと思う。
それで桜が隣にいてくれたら
それだけで幸せだから。」
「それは......」
「今すぐ答え出さなくていいよ。
少し考えてほしいな。
桜がマンションがいいならそれでいいよ。
マンションがいいなら犬飼おう。
そしたら寂しくない。
ペット大丈夫なマンションを事務所にして
そいつも一緒に通勤しよう。」
「うっ...うぅー。」
「なんで泣くんだよ。」
「だっ、て…嬉しいから。」
「ここでもマンションでも
桜が好きなところにしたらいいよ!」
「ん。」
「さて出たらまたルルに桜取られるから
出たくないけど。
ちょっとだけ時間くれ。」
そういって桜を反転させてキスをしてきた。
「まだ怖いか?身体ガチガチ…」
「ちょっとだけですけど…」
「ちょっとなら頑張って。
少しずつ戻るように慣らしていこ。」
聖は桜のおでこにキスをして
頬に唇に触れるだけのキスをして
お風呂から二人で出た。