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幸せになれる恋
第22章 聖とのこれから
翌日朝ごはんだけ食べて実家を出た。
桜がルルと別れる時に泣くから
そんなに好きなら...と考えていた。
「桜、お前どうしたい?」
「どうって?」
「マンションで生活したい?」
「私は…...マンションの方がいいかな…」
「そっか。理由聞いていいか?」
「お姉ちゃんに…会えるから。
こっちは素敵な場所だしルルちゃんもいるし
聖さんの家族みんな好きだけど、
お姉ちゃんに会えなくなる…」
「会えなくなるって…いつでも会えるよ。
車でこっち帰ってきてもいいし。
マンションそのままするから。」
「そのままですか?
こっちに住むならマンションのローン払うの
無駄だから売るでしょ?」
「売らねぇよ。勿体ないし。
持ってたら賃貸で貸したりも出来るしな。
ってか姉ちゃんと会うならこっちでも会える。」
「会えますけどどうやって?
遠すぎますよ。」
「遠くたってこっちに生活の拠点移すなら
俺は自営になるわけ。
時間に縛られず余裕があるから
姉ちゃんいつでも迎えにいけるだろ。」
「そうだけど…友達もあっちにいるし
こっちに来たら寂しくなるから...」
「そっか。お前の友達の事考えないと
いけねぇのに忘れてた。
お前の事しか考えてなかった…」
「私の友達もそうですけど
優さんや貴史さんもあっちにいるから。」
「何であいつらが出てくんだよ?」
「だってお友達でしょ?」
「......気に入ったのか?」
「二人とも優しくしてくれたから。
大事にしないとですね!!」
「何かあいつらにまで嫉妬してしまいそう…」
「ふふふ。
ルルちゃん友達に大変ですね!聖さん♡」
「お前楽しんでないか?
何か腹たってきた。帰ったら泣かせてやる…
覚えとけよ。俺にやきもち妬かせたバツだから。
ありえねぇくらい愛してやるよ。」
「!!!!!!!
ご、ごめんなさい…」