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幸せになれる恋
第22章 聖とのこれから
マンションに帰った二人。
話し合った結果マンションにいることにした。
問題はただ一つ。
犬を飼うって話しを桜はずっとしていた。
マンションだから小さくないと迷惑だけど
あんまり惹かれない…
なぜならルルみたいに大きくてモフモフが
大好きだから。
「お前飼うの構わねぇんだけど
躾とか散歩とか出来んの?
ちゃんと躾しないと散歩とかで
引っ張られてお前引き摺りまわされるよ?」
「躾...それがありましたね…
私に出来るかな?」
「ルルも一応ちゃんと躾してるけど
散歩好きだからまあまあ力強いし
引っ張られるぞ?」
「...散歩一緒に…行ってくれますか?」
聖に近寄って下から見上げるから
聖は断れない。
「その瞳辞めろよ。
そうやってされると俺が弱いの知ってて
やってんだろ。」
「だって24時間一緒にいるって…
だったら散歩も一緒に…」
「あーー!!分かった!!
行くよ。行ってやるよ。
だから泣くなよ。
泣かれると困る。」
「よかった!!ありがとうございます!」
桜の表情が明るくなった。
このまま心の傷が癒えればいいんだけど...
聖はそう願いながら
退職することを決意した。
24時間一緒にいて桜を守ると
大きな決断をすることになる。