この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幸せになれる恋
第25章 聖の誕生日
「別にいいですよ…
言えないから置いて行くんでしょ。」
聖はちょっと困った顔をしながら
笑って桜に言った。
「別に女と会ったりしてねぇよ。
リハビリ前に事務所にするマンション寄って
仕事道具とか少しずつ会社から
移動させてるだけだよ。
あとカーテンとか来客用のカップとか
いろいろ揃えたりしてんだよ」
「そんな事一緒の時でもよくないですか?
聖さん最近放置しすぎです...
私もラッキーもつまらない…」
桜は頬を膨らませて怒ってる。
「もうそろそろ事務所も物揃ってきたし
明日のリハビリはラッキーも一緒に車で行って
マンション寄って帰ってくるか?」
「はい♡ラッキーも慣れなきゃいけないし!」
「結局はすべてラッキーの為だな。」
「はい!大事な子供だから♡」
「お前ほんとに子供出来たらそんなのより
ひどい親バカ決定だわ。
俺は簡単に最下位に落ちるんだな。
いや、今もラッキーの下だから
変わらないか...」
聖は少しつまらねぇなと呟いて
桜から手を話して頭をポンポンした。
その少し拗ねたような聖を
可愛いなと思った桜は
逆に後ろから聖に抱きついた。