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幸せになれる恋
第28章 料理教室
おろし金を出し大根おろしを作り
ここからがメインのだし巻き玉子…
卵を溶いて口当たりをふわふわにするため
一度濾してから出汁をいれ
片栗粉を少しと醤油とみりんで味付け…
「よしっ!
今日は失敗せずに出来るといいな。
聖さんが起きてくる前に焼いてしまおう!!」
桜はフライパンをコンロにおいて
温まるのを待っていると
寝室のドアが開く音がした。
それでもこっちの方が優先!と
コンロの前から離れることは無い。
桜が失敗しないようにラッキーが隣で
ずっと見守っている。
「桜...」
「今は来ないでください!
大事なところなんですから!!」
おはようの挨拶もさせてもらえなかった聖。
邪魔するなと言われたからダイニングの椅子に座り
ラッキーの頭を撫でながら桜の終わりを待っていた。
ラッキーは桜を見守っているというか
お腹がすいたから待っているという感じだ。
「ラッキー朝飯食うか?」
聖の言葉にラッキーが反応し
朝ごはんは聖がやることにした。
「ラッキー座れ!」
ハァハァとヨダレが垂れながらゆっくりと座り
聖のお手お代わりにもきちんと出来て
無事に朝ごはんを貰うことが出来たラッキー。