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幸せになれる恋
第4章 気持ち
でも何故だろう…
聖さんは助けてくれて
気づいてやれなかったのは自分だと
悔しがってくれた。
桜はそれだけでも嬉しかった。
その上私の身体の事まで心配してくれて
優しく接してくれる。
そして好きにもならないっ!
って......
聖さんが好きになってくれた?
この私を?
初めて会ったのに??
初めてではないのか…
駅で見てたって。
桜は嬉しかったのだ。
痴漢にあったのを知ってる上で
助けてくれてそれから私は悪くないと
ちゃんと向き合ってくれて
好きと言う言葉を言ってくれた
告白でもなく
付き合ってとも言われてないけど
桜はそれだけで充分だった。
だって付き合ってしまって
いつか痴漢の事で聖に
嫌われるのはイヤだったから…
このどうしようもない気持ちを
どうしたらいいか桜は戸惑う事しか出来なかった