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幸せになれる恋
第6章 聖の家
「どうしたんだよ。」
「だって緊張してる上にこんなところに
住んでるなんて知らなくて
余計に緊張してきました。
聖さん何でこんなところに住めるんですか?」
「緊張するな!落ち着けよ。」
「落ち着けないですよ。」
「ここ、賃貸じゃないんだよ」
「は?借りてるんじゃないんですか?」
「そ。借りるのも買うのも
あんまり変わらなかったから買った」
「買った...んで、すか?」
「うん。家賃並の値段だから。」
「普通買えないですよ。」
「去年かな。ちょっと昇進して
ちょっと贅沢出来るようになったから
思い切って買った。」
「聖さん27歳ですよね?」
「そうだけど、、、。」
「歳誤魔化してますか?」
「いや、ホントに27だって。
そんな老けてるか?俺」
「そうじゃないです。」
そんな会話していたらエレベーターが停まった。
降りて広い廊下を歩いて行く。