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幸せになれる恋
第8章 休日

食事を済ませ聖が着替えるうちに
食器を洗うことにした桜。
家事が全くできない訳ではない。
ただ食事が作れないだけ…
だから掃除も出来るし
洗濯だって完璧なのに...
ガシャーン!!!!
「桜!!!!!」
「ご、ごめんな、さい」
コップを誤って落として割ってしまった。
慌てて拾おうとして指を切った。
「痛っ。」
「桜。危ないから。
あーぁ、血出てんじゃん...」
「ごめんな、さい。コップ割っちゃった」
「コップはどうでもいいよ!
お前の手当てが先だから。」
「でも、」
「いいよ!お前の方が大事なの。
コップはまた買えばいいから。
深くないな。これなら消毒して絆創膏貼れば
大丈夫だと思うから。」
「ごめんなさい」
「いいよ。やってくれようとしたんだろ。
ありがとな。先に手当てしてお前はもう座ってて。
その手じゃ、出来ないしやらせれない。」
桜は落ち込んだ。
私何にもしてないし
してあげれないんだ…

