この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第7章 記念すべき四月

「っ……なに?!」

急いで椅子から立ち上がった私が、窓に駆け寄ろうとすると、すぐ隣に居たイルトに腕を引っ張られる。

「行くな!……っあぶねえぞ!」

「はあ?!」


「……。」

外からも中からも沢山の悲鳴が一瞬にしてあがる。

そこで咄嗟に理解する。こんな時間から、こんな場所で花火なんて上がるはずがない。

火が見えないから──確信はないけど……これは、何かが爆発した音だと。


「なにこれ!どういうこと?!火が出てる!」

「おい、マネヒョン!消防署に電話しねえとっ!!」

「あっ、……ああ!」

走り回る人に叫ぶ女、慌てる男。

背丈も年齢も違う人物達が入り交じるこの食堂だけど共通して言えるのは、今のみんなは焦りが半端じゃない。

ここで冷静なのは、何度も生死の境をさ迷ったことがある私と──、まるで全部予想出来ていたかの様なポーカーフェイスをしている五人のみだった。



/354ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ