この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔 Ⅱ
第13章 夢の大舞台

別のスタッフさんから渡されたスタバの新作を受け取り、バックステージに入った時……お尻のポケットにいれていたスマホが鳴った。


070なんていう、最近では滅多に見ない登録していない番号の為、少しだけ身構えてしまう。

周りを見てから、コソッとドアの影に隠れるようにして電話に出た。

「──ヨボセヨ?」

「こんにちは。」

イントネーションからして、彼は日本人ではない。

ヨボセヨ、と返答してこない辺りも、この日本語のアクセントも──ああ、と思い付いた時には、まるで怖い話をされた子供の様に背筋が震えた。


「お久しぶりです、リサさん。」

「……どうして私の番号を?」

思わず英語に切り替わったけども、それはそれで正解。

韓国語だと周りの人に、嫌でも聞こえてしまう。そうなれば、話の内容的にややこしくなってしまうだろう。


「僕達は"ハンソン兄弟"ですよ?」

「電話番号の入手なんて、とても簡単です。──ところで、お元気でしたか?」


「っ、ええ。ど、どうしたの?急に電話なんて」

「……どうせ世間話をしようなんていう魂胆じゃないんでしょ。」


それは分かっている。

世間話ならどれだけ良いだろう、とも思えるが世間話なハズがないんだ。


「リサさんには報告をしておこうと思って。」

「……どんな報告なの。」

/354ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ