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アイドルたちの放課後
第12章 卒業公演
12月26日
元電気街の劇場は沢山の彼女のファンたちで埋め尽くされていた。
10年の集大成の卒業公演にファンは悲しみ、惜しみ、泣いていた。
劇場の外では抽選にもれた熱狂的なファンが建物に向かって大声で叫ぶ。
そのファンに対して近づく中年の男があった。
「ちょっとこの写真見てもらえるかな?」
中年男はファンに自分ののスマートフォンの画面をを見せた。
「この写真の件でちょっとお話したいんだけど、向こうで話しいいかな?」
そしてファン数人と男はビルの影に歩いていくのであった。
12月31日
「本当にこれが最後なんだ」
アイドルとしての最後の仕事の紅白出場、これが彼女のグループとしての最後の仕事である。
自分に最後の気合を入れ、歯を食いしばり、楽屋から一歩を踏み出した。
紅白が終わり、そして年越深夜音楽番組の出演が終了して、ホッとした彼女だった。
「やっとおわった~、寝るぞー」
そして、自分の部屋に入り、寝床につく彼女であった。
ベッドに入った瞬間に爆睡する彼女。
その横のテーブルの上でメール着信を知らせるバイブレーションがなっていた。
元電気街の劇場は沢山の彼女のファンたちで埋め尽くされていた。
10年の集大成の卒業公演にファンは悲しみ、惜しみ、泣いていた。
劇場の外では抽選にもれた熱狂的なファンが建物に向かって大声で叫ぶ。
そのファンに対して近づく中年の男があった。
「ちょっとこの写真見てもらえるかな?」
中年男はファンに自分ののスマートフォンの画面をを見せた。
「この写真の件でちょっとお話したいんだけど、向こうで話しいいかな?」
そしてファン数人と男はビルの影に歩いていくのであった。
12月31日
「本当にこれが最後なんだ」
アイドルとしての最後の仕事の紅白出場、これが彼女のグループとしての最後の仕事である。
自分に最後の気合を入れ、歯を食いしばり、楽屋から一歩を踏み出した。
紅白が終わり、そして年越深夜音楽番組の出演が終了して、ホッとした彼女だった。
「やっとおわった~、寝るぞー」
そして、自分の部屋に入り、寝床につく彼女であった。
ベッドに入った瞬間に爆睡する彼女。
その横のテーブルの上でメール着信を知らせるバイブレーションがなっていた。