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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第2章 運命の悪戯
 王はゆっくりと首を振った。



―これから話すことは、けして他言は無用。



―もちろんです。国王(チユサン)殿下(チヨナー)が申してはならぬと仰せならば、私は誰にも話したりは致しません。


 その頼もしい言葉に、王は頷き、わずかに手でこめかみを揉んだ。




―また頭が痛まれるのですか?
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