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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第6章 二人だけの祝言と涙の別離
 燭台だけ照らす狭い室で、今、賢とジュチは向かい合って端座していた。ジュチも賢も共に木春菊で編んだ花冠を被っている。賢が彼と違っているのは隣家で調達してきた紗の薄布(ベール)を花冠の下に付けて垂らしているところだ。






 薄布は長く賢の腰の辺りまで届く。艶やかな黒髪がその下を流れ、乙女の純潔を象徴するかのような純白の小花の冠がその頭上を飾っていた。
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