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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第6章 二人だけの祝言と涙の別離
 ジュチの熱を帯びた視線が平らな腹部から引き締まった腰へと這ってゆく。慎ましく閉じられた両脚のあわいまで来た時、視線が止まった。



「少し開いて」





 耳許で囁かれ、賢は素直にすんなりとした両脚をわずかに開いた。流石に、これは恥ずかしい。
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