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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第6章 二人だけの祝言と涙の別離
 翌朝、賢は長く垂らしていた髪を上げた。高麗の地方によっては、婚礼を済ませた翌朝、新床を共にした新郎が新妻の髪を手ずから上げるという風習があった。






 ジュチの生まれ育った南方では今もその風習が守られているという話を聞き、賢は彼に髪を結い上げて貰うことを望んだ。
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