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第2章 用語解説

【仕手筋(してすじ)、仕手株】
短期的に大きな利益を得る投機等を目的として、市場で大量に売買する者のことを言う。

そして、仕手株とはそのような投機的な取引の対象となりやすい株式のこと。
　
【気配(けはい)】
売買立会いによる取引において、売りにいくといくらで売れそうか、買いにいくといくらで買えそうかを示す、売買の目安になる値段のことを気配という。

需給がどちらかに偏り、買い呼び値だけがあって売り呼び値のない状態を「カイ気配」、その反対の現象を「ヤリ(ウリ)気配」という。

また、特別気配とは呼値の値段が価格の継続性維持の観点から適正と認める範囲外のものであるときに、その存在を特別に周知するために表示する気配を指す。
　
「特別売り気配のまま引けた」とは、大量の売り注文に対して買い注文がない状況で、立会時間を終了したということ。このように更新値幅内に呼び値のない場合、取引所は気配表示を出し、特別に呼び値の周知を図る。このことを特別売り気配という。