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さらに近くてもっと甘い
第6章 副社長様、発情中


彼はいつだって優しい。


それにいつだって紳士だけど……


今日はっ……余裕が無さそうで…しかも……



「あぁっ…」


「加奈子っ……もっと…鳴いて」



なんかっ……えっちだ……っ



「そんなこと言われてもっ……ひゃっ…」



キュッと胸の突起を要の長い指で掴まれて、加奈子は快感による悲鳴をあげる。



要は、ぼんやりした視界の中で加奈子の表情を捉えていた。



もっと喘いでいる声を聞きたい……


もっと……乱れさせて────




「ぁっ……それはぁっ…」



要の熱い舌が先ほど摘まれた胸の先端を這った。



周りを焦らすようにクルリと舌が踊って、んっ……と加奈子が声漏らすと、要は満足そうに笑って、ゆっくりと舌舐めずりをした。






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