この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第8章 ドジっ子同盟とお引っ越し
ヤバい。
ヤバいヤバい。
全然さっきまでそんな風に見えてなかったのにも関わらず、汗ばむ愛花の姿が、“そういう風”にしか見えなくなっている浩平は焦る。
でも、絶対に愛花にそのつもりはない。
無意識にそんな事を言っているに違いない……
ゴクリと唾を飲んだ浩平は、愛花を振り切るようにして、シャワーの方に向かう。
「シャワー借りるっ!!」
ちょっと、水浴びて落ち着いた方がいいっ…!
このままこの部屋に愛花といたらまずい…
「えっ……、あ、うん」
いいと言ったくせに、シャワーの方に向かっていった浩平を愛花は再び首を傾げて見つめる。
変だな……
まぁ…いっか。私もきっと汗臭いし浩平くんが出てきたらシャワー浴びようっと…。
そんな呑気なことを考えながら、愛花は再びベッドに腰掛けた。