この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第10章 一番近くに
しばらく、部屋の中で、お互いの荒い息が響く。
果てた浩平は、ぐったりとしながら愛花の事をギュッと抱き締めた。
そして、名残惜しさを感じながら、愛花のナカから自身のそれを抜こうとする。が、愛花の足が腰に巻き付いていて中々それが上手くいかない。
「愛花……」
「はぁっ……」
溜め息のようにゆっくりと息を吐いた愛花の見下ろした浩平は、愛花の頰に優しくキスを落とす。
「……足…緩めてくんね…?」
「……っ…浩平くん…っ」
ぼんやりしながら、愛花は力なく浩平の名を呼んで引き寄せる。
少し強引に身体を引っ張られて、浩平はよろけながら愛花を見つめた。
紅らんだ色気でいっぱいの表情にドキ…と胸を鳴らしながら、ん?と言葉を返す。