この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第11章 社内恋愛



「僕も…いつもいつも週末が待ち遠しいよ」


静かな声音が、耳をくすぐる。

そのまま後ろから優しく抱きすくめられて、加奈子の心臓がトクンと跳ねた。



「……今、鼓動が激しくなった」


「あっ…当たり前ですっ…そんな事言われたら誰だってっ…」



少し怒りながら顔を後ろに向けた加奈子は、余裕そうに微笑む要の表情を見て、はあ…と息を吐いた。


……いつもの流れだ。


副社長の言う事する事に、ただただ心臓が高鳴って止まらなくなって──…

そのまま、流されてしまう。



「どうしたの…?」


「……なんかっ…副社長いつも余裕そうで…っ」



“副社長”──


未だ変わらない呼び名が、実はチクりと要の心を痛ませている。



「…そうかな……?」


「っ…え?あっ……んっ……」



加奈子の顎を掴んだ要は、驚いている加奈子の唇を塞いだ。


そりゃあ意地悪だってしたくなる。でもその子供染みた理由を要は明かさない。


/456ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ