この作品は18歳未満閲覧禁止です
さらに近くてもっと甘い
第2章 激甘な彼氏様
鍵を開けて、ゆっくりと扉を開いた。
「ただいまぁ…
いや…お邪魔します…?」
戸惑いながら、部屋の中に言葉を掛けるが、まだ電気がついていないことに気付いて、加奈子は肩を下ろした。
ドキドキと、心臓が鳴り止まない。
もうこの家には何度も来ているのだけれども、やはり、いつも緊張してしまう。
「ふぅ…」
落ち着こう…
そう自分に言い聞かせて、スーパーの袋を玄関の脇に置いて、靴を脱ぐ。
玄関に並ぶ革靴。
彼は身長が高いから、靴も大きい。