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さらに近くてもっと甘い
第15章 副社長様のクッキーと甘いお仕置き
ぎゅうぎゅうと、指が締め付けられるのを感じながら、要は顔を上げると再び加奈子に顔を近付けて加奈子の頭を優しく撫でた。
「………この中に…僕のを挿れたらどうなるかな」
「はぁっ…あっ……」
長い指での内側を仕切りに撫でられて、加奈子の瞳が潤む。
「ねぇ、加奈子、欲しい……?」
「んぁっ……あぁっ…」
至近距離。
要の髪が加奈子に触れてそれすらも柔い刺激に代わる。
「加奈子……? 聞いてる?」
「はぁっ…きい…てっ……っ…あぁぁ」
「喘いでばかりじゃ分からないよ」
ちゅっとリップ音を立てて、軽くキスを落とした要は、また首を傾げて加奈子をじっと見つめる。
声を漏らす事が精一杯の加奈子は目を瞑ると、快感から出た涙が目尻を伝った。
「かなこ……」
「ほしっ……ぁっ…ほし…ぃ…っ」
「────────…」
加奈子の言葉を聞いて、要はごくりと唾を飲むと、ゆっくりと加奈子から指を抜いた。
そして、蜜に溢れた指を舐めるながら、もう片方の手で自身のシャツのボタンを外していく。
「僕も欲しいよ」
露わになった要の肉体。
もう何度も見ているのに、その凛々しさに目を奪われながら、加奈子はそっと要の腕を掴む。