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第3章 喧嘩するほど？

「我慢しなくていい…」


「で、でもっ……」




外のメイドさんたちに聞かれたら恥ずかしいしっ…



そう言えなくて口ごもる私を見て、ふっと笑った光瑠さんは、ちゅっと音を立てて私の額に口付けを落とした。




「……聞かせておけばいい」


「そんなっ……」




思っていることがバレている…。

それもまた恥ずかしくて顔が赤くなるのを感じた。





「ぁっ…」




首元を、すー…と光瑠さんの熱い舌が這う。



「俺とお前は夫婦だ……」


「っ………」


「愛し合って何が悪い」


「わっ……悪くないですけど……っ」