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さらに近くてもっと甘い
第4章 家族の形
好きなところ……
そういえば、聞いたことあるような、ないような。
付き合い始めてからもうすぐ半年が経つ。
未だに焦れったいこの恋愛。
「愛花ごめん……っ」
ぜってぇ引いてるよな…
「こっ、浩平くんは誰よりもかっこいいし……!いつも私のこと気遣ってくれてっ……」
「うっそー!!!やっぱ彼女にはそうなんだ!!!!」
「っ……いてぇよ!!いちいち叩くな!」
愛花の小さなつぶやきを聞きながら、瑞希はバシバシと兄の腕を叩く。
「でも愛花さん!!かっこいいってのは嘘!もっとしっかり見て!!!」
「えっ……いやでも浩平くんはかっこいいよ」
言葉尻が小さくなっていく。
「あーー!!!もう無理!!!キュン死に!!!!私が愛花さんと付き合いたい!!」