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第4章 家族の形

突然思っても見なかった告白をされた愛花は驚いた後ウフフと笑う。



その目の前で浩平と瑞希があーだこーだと言い合う。



これが家族…



ポッと心が温かくなるのを感じた。



そこへネクタイを緩めながら、もう1名加わる。




「ただぁま」




腑抜けた挨拶。


そして、周りの人たちが挨拶を返すと、その男性は、愛花を見つけてキョトンと目を丸くさせた。



うわぁっ……そっくりっ…



「あ、あの……私、野口愛花と申します…。お邪魔してすみませんっ…」



へ？あ？んん？？と混乱を見せる父に、浩平が彼女、とぶっきらぼうに紹介した。




「彼女っ！？！？」



浩平によく似た目を見開き、浩平によく似た声をあげる。




正確には、浩平が息子で彼のDNAを引き継いだ訳だが。