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放課後の狩猟者
第1章 # 紗菜 [高1]
 パンツのシミは、もうシミと呼ぶには濡れすぎていて、まるでお漏らしのよう。
 パンツから染み出た淫液で、俺の指はヌルヌルになっていた。

「…なあ、名前…聞いてもええか?」

 まさか、知っとるとは言われへん。

「…っ…さ…さな…ですっ…。はぁっ…んっっぁっ…」

 喘ぎながらも、なんとか名乗った。

「…紗菜…。かいらしい名前やな。なあ、紗菜?このままやったら、"毒素"でパンツ、ビチャビチャになってまうで?ほら、触ってみ?」

 馴れ馴れしく紗菜を呼び捨てにして、右手を掴むと、股間へといざなう。

 白魚のような手の中指が、パンツの股布に触れた。

 ハッとして、紅潮した顔を背ける。

 やっぱり…

 ソレが"毒素"なんかではないことを分かっている証や。

「紗菜のソコ、どうなってる?…言うてみ?…」

 羞恥に狼狽する紗菜を見て、俺の嗜虐心が煽られ、紗菜の口から言わせてみたくなった。
 ほんまは『紗菜のソコ』ではなく『紗菜のおまんこ』と言いたかったが、この段階ではまだ露骨過ぎる。

「…わ、分かんない…」

 声が震えている。

「脱いだ方がええと思うで?」

「え?…ぬ、脱ぐって…。そ、そんなの…む、ムリですっ…」

「そやけど、毒素は出しきってしまわんと、体に悪いし…。パンツの替えあんのんか?」

「…いえ…。…でも…。恥ずかしい…」

 紗菜はまた、右手で股間を隠し、左手はパンツのゴムをキュッと握った。

「大丈夫やって。言うたやろ?お医者さんと思たらエエって。俺、このマッサージ慣れてるから、ほんま心配あらへん。な?もし、自分で脱がれへんのやったら、俺が脱がしたってもええで?」

 それから紗菜は、どれくらい迷っていただろう。
 三分以上は、いや、もっとかもしれない。重苦しい沈黙が続いた。

 そら、そうやな…

 初対面の見ず知らずの男に、パンツ脱いでアソコを見せるやなんて…。

 最早これまでか。と思うと堪らなくなり、無理矢理にでも犯してしまおうと、今、まさにパンツに手を掛けたその時。

 紗菜がふいに、コクリと頷いた。

 すると、さっきまでギュッと握りしめていたパンツのゴムから手を離し、蚊の鳴くような声で…


「…お…お願い…しま…す…」
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