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放課後の狩猟者
第1章 # 紗菜 [高1]
ふらつく足で、キッチンへ向かう。
カップ麺や、コンビニ弁当の容器、ビールの空き缶や、いつから洗ってないのか分からん食器が山積みになったゴミ溜めのようなシンクの中から、いくらかましなグラスを引き摺り出すと、蛇口をひねって水道水を汲んだ。
一気に水を飲む。
痩せた喉で、喉仏が上下するのが分かる。
唇の端から零れた水が、無精髭のはびこる顎から首へ、首から六つに割れた腹筋へと滑り落ちていった。
三十四歳の中年のオッサンにしては、引き締まった肉体やと自負している。毎日筋トレして、鍛えてるからな。
細身の少女なら、二人くらいはいっぺんに抱き抱えられる自信はある。
「ふぅ…っ…さて…段取りや…」
カップ麺や、コンビニ弁当の容器、ビールの空き缶や、いつから洗ってないのか分からん食器が山積みになったゴミ溜めのようなシンクの中から、いくらかましなグラスを引き摺り出すと、蛇口をひねって水道水を汲んだ。
一気に水を飲む。
痩せた喉で、喉仏が上下するのが分かる。
唇の端から零れた水が、無精髭のはびこる顎から首へ、首から六つに割れた腹筋へと滑り落ちていった。
三十四歳の中年のオッサンにしては、引き締まった肉体やと自負している。毎日筋トレして、鍛えてるからな。
細身の少女なら、二人くらいはいっぺんに抱き抱えられる自信はある。
「ふぅ…っ…さて…段取りや…」