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放課後の狩猟者
第3章 # 亜湖&梨湖 [高1]
「そうや、どっちが准一君のお嫁さんになれるか、このお巡りさんが判定したる」

「どうやって?なんか面白そう!」

「私、亜湖よりお料理は得意だよ?」

「そんなんやないねん。さっき言うたやろ?彼氏の嫁さんになる条件は?」

「…セックスが上手な方と…」「…セックスが上手な方と…」

「正解」

「やだっ!そんなの出来ない!亜湖ぉ~もう帰ろうよぉ~クズッ…」

「…じゃ、梨湖だけ帰ってもいいよ。私、修行する。それに今帰ったら、今日のことバラされちゃう」

 負けん気の強い亜湖の本領発揮か。

「さすがお姉ちゃん、物分かりがええなぁ。で?梨湖はどうする?このまま帰ってもええけど?」

「フェッ…クズッ…かえら…ない…クズッ…」

 お、梨湖も負けてへんで?見上げた根性や。

 めっちゃ扱いやすい。


「よっしゃ。決まりや。ほな先ずは、キスの練習やな。キスは相手を興奮させる大切な前戯や」

「キスくらい簡単だよ?フッ…」

 亜湖が鼻で笑った。

「二人でキスしてみ?興奮するキスかどうか確かめたる」

 二人は見つめあい、戸惑いながらチュッと唇を重ねた。

「なんや?それ。そんなんキスちゃうで?もっと舌と舌を絡めて、お互いの脳ミソまで舐め尽くすつもりでやるんや!」

 俺の怒号に、二人とも少し涙ぐんでいたが、すぐに唇を合わせ、啄み、やがてどちらともなく唇を開きあい、小さな紅い舌を絡めあった。

 クチュ…クチュ…ビチュッ…

 いやらしい音が響く。

「ハァ…ンン…」「ハァ…ンン…」

 甘い吐息に熱が籠り、これから始まる淫戯の火蓋が切って落とされた。
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