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サイドストーリー8
第18章 嘘つきは恋の始まり

「チコちゃん、初恋はいつ?」
「小学生、かなぁ~?」
「そっか」
「野口さんは?」
「ん?俺?チコちゃん」
嘘ばっかり!
「それは嘘でしょう~!」
「本当だよ。嘘はつかない約束だろ」
「大人になって初恋って普通ないでしょ!」
「チコちゃんほど本気になった女の子はいないし。
チコちゃんより前に出会った女の子は全員忘れちゃったよ」
「・・・・」
このオトコは・・・・
たまに聞いてるこっちが恥ずかしくなるようなセリフを恥ずかしげもなく言う。
「俺の初恋はチコちゃんだよ」
そう言って私の手を握って持ち上げて
手首の内側にキスをする。
「長時間見て疲れたな。夕飯でも食べに行くか」
エンドロールが流れているなか
私の頭を膝に乗せたまま、野口さんはう~ん、と伸びをした。
「今日はゆっくりしたから、明日は出かけるか」
GWだからどこも混んでるかな・・・
呟くように、デートの行き先を考え込んで
「小学生、かなぁ~?」
「そっか」
「野口さんは?」
「ん?俺?チコちゃん」
嘘ばっかり!
「それは嘘でしょう~!」
「本当だよ。嘘はつかない約束だろ」
「大人になって初恋って普通ないでしょ!」
「チコちゃんほど本気になった女の子はいないし。
チコちゃんより前に出会った女の子は全員忘れちゃったよ」
「・・・・」
このオトコは・・・・
たまに聞いてるこっちが恥ずかしくなるようなセリフを恥ずかしげもなく言う。
「俺の初恋はチコちゃんだよ」
そう言って私の手を握って持ち上げて
手首の内側にキスをする。
「長時間見て疲れたな。夕飯でも食べに行くか」
エンドロールが流れているなか
私の頭を膝に乗せたまま、野口さんはう~ん、と伸びをした。
「今日はゆっくりしたから、明日は出かけるか」
GWだからどこも混んでるかな・・・
呟くように、デートの行き先を考え込んで

