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第13章 お仕置き

ある休日の午後だった。

穏やかな日差しが部屋の中を照らす。


「真奈」

圭吾が寝室から妻を呼ぶ。


その声に引き寄せられながら、真奈はリビングから足を運んだ。

何の疑いも無く。




夫に呼ばれた理由を純粋に考えながら。


「なあに？圭吾さん」

空いていたドアからピョコンと顔を出す。


「うん、ちょっと来て……」

何かしらと小首を傾げながら中へと入る。


ベッドの脇には何に使うのかバスタオルが数枚重なって敷かれており、更にその上にはロール状にくるまれたバスタオルがある。


……？

「圭吾さん、これって……」


「ほら、前に言ったろ？」



悪戯っ子のように、さも楽しそうに目を細める圭吾。