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【R-34】
第13章 お仕置き
それをアイマスクが吸いとっていく。

「圭吾さん……ご主人様、ご主人様……もう、戻ってきてくれないのかと、心配で……私……怖くて。良かった……来てくれて良かった……」



言葉に出した途端、耐えきれずに両方の瞼から涙が溢れる。


次第にしゃくり上げながら真奈が泣き始めた。

「え?」


圭吾は慌てて真奈のアイマスクを外した。


「真奈、真奈ごめん。真奈?ほら俺居るから。真奈?真奈、こっち見て?」

拗ねるようにいやいやと首を横に振る真奈。



「ごめん、少しやり過ぎた。真奈、ね?真奈、大丈夫。大丈夫だから、ね?」



涙を両の親指で拭い取りながら圭吾が真奈の顔を掴んで覗き込む。

「真奈?ね、真奈ごめん。ちゃんと俺の事見て」



まだしゃくり上げながら、真奈が拗ねるように言う。


「ウソつき。圭吾さん怖くないって言ったのに。ずっと呼んでるのに返事してくれなくて……怖かったんだから」



ぽすんと甘えるように圭吾の肩に顔を埋める。
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