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【R-34】
第8章 アイマスク
口に咥えられていたそれが、漸く彼の指だと分かったのは逃げた舌を彼が執拗に追い掛けて指で挟み込んだからだった。
唾液を飲み込むことも許されずに口の端しから垂れ流れていく。
唾液を飲むというそんな行為さえ制限されていることが、更に自身が彼の奴隷化となっていることを強調して知らせた。
その垂れ流れていく唾液を彼が舌を這わせて啜り上げると「はひ……」と言葉にならない声を漏らして身をすくませた。
彼が今どんな表情を見せているのかも分からない……。
普段だって恥じらいから明かりは消していたが、それでも目が慣れれば彼の次の動きだって予想がつくし、僅かばかりだが彼の表情を捉えることだって出来る。
それがこのアイマスクのせいで全く分からないことが、こんなにも興奮させるなんて……それを真奈は初めて知った。
唾液を飲み込むことも許されずに口の端しから垂れ流れていく。
唾液を飲むというそんな行為さえ制限されていることが、更に自身が彼の奴隷化となっていることを強調して知らせた。
その垂れ流れていく唾液を彼が舌を這わせて啜り上げると「はひ……」と言葉にならない声を漏らして身をすくませた。
彼が今どんな表情を見せているのかも分からない……。
普段だって恥じらいから明かりは消していたが、それでも目が慣れれば彼の次の動きだって予想がつくし、僅かばかりだが彼の表情を捉えることだって出来る。
それがこのアイマスクのせいで全く分からないことが、こんなにも興奮させるなんて……それを真奈は初めて知った。