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未来なんていらない
第3章 3
『それとこのプロジェクトには企画段階から営業部も参加してもらうことになっている』

『お、ちょうどいいところだ』
そう部長はいって入口にむかって手招きした


そういえばそんなこといってたなあ

なんてみんなと一緒に後ろを振り返る




げっ・・・・




うそでしょう~?!


振り向いたまま動けなかった

というか、その顔から目離せなかった



だってだってだって!!!!

金曜日のあいつがそこにいたんだもんっ



他人の空似であってほしい

と願う私をよそに
通りすがりざまににやっとあの意地悪で余裕な笑顔をむけられ
淡い期待はあっさり砕かれた




『紹介しよう、知っているものも多いとおもうが営業部の水上尊くんだ』


え?あのひと有名人なの??
ってか同じ会社だったの????
全然知らなかったんですけど~


部長の隣に立つあいつの顔から目が離せない

しれっとした顔でさわやかオーラをふりまいているけど

金曜日のあいつだよね???


いや、そう
それは間違いない

だってさっきこっちみてにやってしてたもん


あいつは私のことをしってたってこと?!

ひぃぃ・・・
頭の中は一気にパニック・・・

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