この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
未来なんていらない
第3章 3
『水上尊です。
 いつもみなさんの素晴らしい企画のおかげで楽しく仕事ができています
 今回はその仲間に入れていただけてとても光栄に思っています。
 どうぞよろしくお願いします。』

歓迎ムードの拍手とともに
『エース!!』とか『心強いぜ!』とか
ヤジがとびかうなか
私ひとりボーゼン

えーん・・・

仕事どころじゃないよ~


そう思っているうちにミーティングは終了し
みんなそれぞれの席にもどる

私も自分の席についたものの
ショックからたちなおれない


『佐々木美羽サン』

後ろから声をかけられギクッとする

おそるおそるふりかえり
なにもいえないまま上目づかいで固まる

そんな私をよそめにににっこり笑って
『先日はどーも』
なんていったもんだから一気にみんなの視線をあつめてしまった

『あれ?水上くん、うちの姫とおしりあい?』
『イケメンは手が早いなあ』
冗談混じりのセリフがとびかう


『ちがいますっ!』
ってあわてて否定したのにあいつってば
みんなにむかって
『俺のひとめぼれです。さっそくフラれてますけどね~』
なあんてさらっといってくれちゃった


ちょっとちょっとぉ!!!
なんてこといってくれるのよっ


『俺このプロジェクト成功させるまでに落としてみせますね~』

絶句・・・

口をぱくぱくさせてる私をよそに
まわりは『がんばれよ~』とか勝手に応援しているし
あいつはあいつで『ではまた午後の会議で』とかいってでていっちゃうし


なんなのよ~・・・




/96ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ