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未来なんていらない
第3章 3
『ど~い~て~』
つよめにいいながらキッと睨む

さっきのさわやかオーラはなんだったの?

こんなところ誰かにみられたらどうすんのよっ





『週末泣かないで済んだでしょ?』


『え?』




あ、そういえば・・・
私また例によってフラれたんだった

こいつのせいですっかりそんなことどっかいっちゃってた




『ありがとうぐらいいってくれもいいんじゃない?』

ちょっとっ!!
顔近いっ!!

頬に一気に血が昇るのがわかる


じっとのぞきこまれてなにもできない


う~・・・


『・・・ありがとっ』
やけくそ気味にいうと

『よくできました』
ってにっこり笑って
あろうことか私のほほにキスをした

『っつ~・・・・』

『顔真っ赤。か~わいっ。
 じゃあ、またあとでね~』
そういってとりたかった資料を私の抱えている資料にぽんっとのせると
なにごともなかったかのように出て行ってしまった



『はあぁぁ・・・・』

思わぞ私はその場にへたり込んだ



もうっ
心臓に悪いっつーの!!



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