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未来なんていらない
第3章 3
資料室につき、メモされた資料を順番に探す

『えっと、あとはあれか・・・』

壁面全部に配置された棚の一番上に最後の資料をみつけた


『あれはむりだわ』

そう思って踏み台をとりにいこうとすると


『どれですか?』
って声をかけられた

『あ、あの一番上の・・・・っつ!!!』

にやにやわらってたっているあいつ

『水上尊っ!!!』

『なんでフルネームなんだよ』

『そっちこそなんでここにいるのよ』

勝手にじりじりからだが後ずさる

『資料探しに来ただけですけど?』

あー、もぅ!
その余裕そうな顔がむかつくっ!!!

背中が棚にぶつかる

『またあえて嬉しい?』
そういいながらあいつは両手を棚について私をとじこめた

ちょっとうえからのぞきこまれて
この体制にわけもわからずドキドキする

資料をかかえているから何にも出来ない

『嬉しくなんてないわよっ』

『へえ?』

もうその顔やめてっ

『ちょっとそこどいてよっ』

『もうちょっと素直だともっとかわいいんだけどなあ』

話にならない・・・

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