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未来なんていらない
第5章 5
『ごちそうさまでした~!』
お店を出るころにはおなかもいっぱいになってぽかぽかしていた
『帰るか』
そう言って当たり前のように手を差し出すから
じっとみあげると
『はーやーくー』
ってまたちょっと不機嫌になった
しぶしぶ手をとると
温かい大きな手でぎゅっと握られた
今度はさっきとは違ってゆっくりあるいてくれる
『どうやってかえるの?』
『ここから俺んちは結構近いんだぜ』
『はあ!?』
顔をゆがめた私にまたいつもの意地悪な笑顔をうかべながら
『俺たちご近所さんなの』
ちょっと嬉しそうに言う
よくわからないでいると
『だーかーら、お前のうちの近くに俺もすんでるの
ちゃんとおくってやるから心配すんなよ』
そういってのぞきこむアイツの顔が
ムショーにむかついた
お店を出るころにはおなかもいっぱいになってぽかぽかしていた
『帰るか』
そう言って当たり前のように手を差し出すから
じっとみあげると
『はーやーくー』
ってまたちょっと不機嫌になった
しぶしぶ手をとると
温かい大きな手でぎゅっと握られた
今度はさっきとは違ってゆっくりあるいてくれる
『どうやってかえるの?』
『ここから俺んちは結構近いんだぜ』
『はあ!?』
顔をゆがめた私にまたいつもの意地悪な笑顔をうかべながら
『俺たちご近所さんなの』
ちょっと嬉しそうに言う
よくわからないでいると
『だーかーら、お前のうちの近くに俺もすんでるの
ちゃんとおくってやるから心配すんなよ』
そういってのぞきこむアイツの顔が
ムショーにむかついた