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未来なんていらない
第6章 6
急いで外に出て折り返し電話をかける

プルルルル・・・

出るのをまちながら駅に向かって歩く



『はい?』

『どこにいるの?』


『駅の時計台のところ
 早く来いよ』

さもあたりまえといわんばかりのアイツ

とっさに名古屋駅の構内を思いうかべる


たぶん、朝みたあそこのはず・・・


『・・・わかった』

電話を切って待ち合わせ場所に急ぐ




もう、なんで・・・?




頭の中でいろんなことをぐるぐる考えながら

ちょっとでもはやくそこに着きたいと自然に早足になっていた




はあ・・・






みつけた・・・・




夕方の混雑している時間で


たくさんのひとがそこにはいるのに




私はすぐにアイツを





見つけることができてしまった・・・・





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