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未来なんていらない
第6章 6
『仲いいねぇ』

先生が二人分のお皿を運んでくる

『先生?!』

ジトってにらんでる私にはお構いなしで

にこにこしながら『どうぞ』っておいてまた奥にいっちゃった


『食わないの?』

『食べるよっ』


ん~!!

大好きなとろとろ卵のオムライス!!

先生のはソースも絶品なんだよね~



『いただきまーす』

ひとくちすくってたべるとしみわたる美味しさ

『ん~!』

しあわせ~

『そんなにうまい?』

興奮している私をおもしろくてしょうがないって顔してる

『おいしいよ?』

続けて食べようとしたら

横から手が延びてきてひとくちもっていかれた


『あ~!!』

『あ、うま・・
いいじゃんひとくちくらい』

『食べていいっていってないじゃん~』

『うまいものは二人でたべるともっとうまいんだよ』


二人で食べるってそういう意味じゃないでしょー?!


『ほら、あーん』


目の前にカレーが差し出される




『はやくしろよ』

スパイシーな香りにまけてしぶしぶ口を開ける

『ん、おいし・・・・・って辛っ!!』

あわててグラスに口をつける私をみて

声をだして笑ってる


『俺用にスペシャルアレンジしてくれてあるんだよ』

って言う顔はいたずらっ子そのもの


もー・・・!!!
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